テキサス・インフルエンザ到来間近? 予防接種始まりました!
テキサスではその温暖な気候もあり、インフルエンザはほかの州と比べて流行時期が遅れる傾向にあります。
テキサス州内の各年度の流行状況は下記のブラフでわかりますように、新型コロナウィルスが到来した2020年を除き例年では12月から1月にピーク、昨年では早めの11月でした。
テキサスの州保健所では、各週のインフルエンザの流行状況を発表しています。
https://www.dshs.texas.gov/influenza-flu-provider-information/influenza-flu-surveillance/2022-2023-texas-influenza-surveillance-activity
また、その年のインフルエンザの流行を予測するときに冬到来が半年早い南半球のオーストラリアのデータを参照することがよくあります。
これをみると、例年と同様のタイミングでありそうなことが予想されます。
すでに、テキサスでのインフルエンザの確認例が出ているものの、2023年9月21日現在、我々の働く病院内では、まだみられてはおりません。
ただ東京都では、インフルエンザが早くも発生してきているようですので、今後注視が必要です。
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/flu/flu/
インフルエンザといえば、予防接種⁉
先週より、外来ではインフルエンザ・ワクチンが始まりました。
新型コロナのワクチンと同様に、ワクチンが体内で効果が期待できるまでに2週間ほどかかります。そう考えると、少なくとも持病などのリスクがある方は10月中旬までにはテキサスではワクチンの接種を終えて、11月までには流行のピークに備えたいところですね。
新型コロナのワクチンと同様にテキサスでは処方箋なしで、薬局で受けることができます。
https://www.dshs.texas.gov/influenza-flu/influenza-flu-vaccination
どういった方がリスクがあるのでしょうか?
若い健康な方でも重症になる可能性はあるのですが、
65歳以上の方、喘息・心疾患・糖尿病・がん患者などの持病を持っている方、妊婦さんなどは特にそのリスクが高いです。
https://www.cdc.gov/flu/highrisk/index.htm
https://www.dshs.texas.gov/influenza-flu/influenza-flu-vaccination
ワクチンを受けるか受けないかは個人の選択の範囲になりますが、ヒューストン市内の多くの病院が医療関係者のインフルエンザのワクチンは、宗教上などの特殊な理由などがない限り強制になっています。
2023年9月21日 兒子 真之