病院見学の感想・岡久 凜香さん

岡久凜香さん(徳島大学医学部4年)

名前岡久凜香
所属徳島大学医学部4年
訪問期間2024年6月5日〜2024年8月11日
ヒューストンを訪問した理由・動機徳島大学の海外交流プログラムの一つとして、UTHealth McGovern Medical SchoolのSummer Research Programに参加させていただくことになりヒューストンを訪問しました。元々このプログラムには、世界の最先端と言われているアメリカでどのように研究が行われ日本とどう違うか、また臨床においてはどうなのか、などについて学びたい・体感したいという気持ちで応募しました。
滞在中に学んだことがんの病理メカニズムについて研究しているラボに配属され、様々な実験をさせていただきました。Genotyping, ELISA, Western Blotting, RT-qPCRやマウス実験を始めとする重要な手技をたくさん学ばせていただいたほか、行なっているテーマについてラボミーティングでプレゼンする機会もいただき、研究テーマの背景や結果の解釈などについても詳しく学ぶことができました。加えて、現地の日本人研究者の方々のコミュニティである「サイエンスを遊ぼうの会」にも2回参加させていただき、実際にアメリカで研究者として働くリアルなお話を伺い大変勉強になりました。さらに、JMTXの先生方のご厚意でMD Anderson Cancer Center, Texas Children’s Hospital, Memorial Hermann Hospitalの中を見学させていただき、病院の規模に圧倒されました。まだ日本ですら病院実習を行なっておらず知識も全然ない中、先生方はたくさんのことを教えてくださり、アメリカの医療の実際を体感することができました。
ヒューストン生活の感想海外経験がほぼなかったこともありはじめは様々なことを心配していましたが、想像以上に生活しやすく感じました。食や言語などは本当に多様性があり、生活の中でたくさんのことを知ることができ本当に楽しかったです。アジア系のスーパー・レストランもたくさんあり、日本食も簡単に見つけることができました。移動は国際免許を取得していなかったためMetro・バス・Uberを利用していましたが、どれも非常に便利で困ることはあまりありませんでした。7月上旬のハリケーンにより6日間停電が続いた時は(宿泊先の向かいの建物や大学は停電しておらず運が悪かったです…)暑さにやられ精神的にもしんどかったですが、ルームメイトと励まし合いながらなんとか乗り切ることができました。
宿泊先昨年このプログラムに参加していた先輩からお聞きし、Greenbriar ParkというシェアルームをAirbnbで予約しました。滞在費は総額2000ドルほどでした。ルームメイトは年齢や境遇の近い人ばかりで(ホストが調整してくださっているのかも知れません)、仲良くなり一緒にたくさん出掛けることができたとともに、彼女たちからたくさんのことを学び多くの刺激を受けることができました。立地はメディカルセンターから近くMetroの駅までも徒歩7分ほどで、非常に便利な場所にありました。
コメントこの度はこのような機会をくださり本当にありがとうございました。先生方のお陰様で臨床面においてもた
くさんのことを学ぶことができ、本当に実り多い留学となりました。心より感謝申し上げます。