病院見学の感想・照沼 友里さん
照沼 友里さん(手稲渓仁会病院 初期研修医3年目)
名前 | 照沼 友里 |
所属 | 手稲渓仁会病院 初期研修医3年目 |
訪問期間 | 6/5/2024-6/7/2024 |
ヒューストンを訪問した理由・動機 | 学生の頃から内科レジデントとして渡米することを目指していましたが、コロナの関係で残念ながら学生中に米国の病院を見学することはできませんでした。米国を目指すにあたってやはり米国の医療現場を見て日本との違いを知りたい気持ちからJMTXの先生方にご相談したところ、3日間の見学の機会を頂けました。 また、日本で研修医として働いているうちに、患者の背景や全身状態を把握しつつ微生物の知識を用いてclinical pictureを捉え、必要な治療に繋げていく感染症科に興味を持ちました。米国では移植後の患者やHIV/AIDS患者など、日本ではあまり多く出会うことのない患者の診療に日常的に携われることからも、米国の感染症科を見学したいと考えました。Texas Medical Centerでは感染症科でご活躍されている日本人医師が複数人いらっしゃることからも、自身の今後のキャリアをさらに具体化する上で非常に良い機会だと考え、ヒューストンでの見学を希望いたしました。 |
滞在中に学んだこと | 主にBaylor College of Medicine の感染症科のコンサルト業務およびBen Taub HospitalでのOsteomyelitis Wound Clinicでの臨床業務を見学させていただき、MD Anderson とHouston Methodistもご案内していただきました。 一番印象に残ったことは、感染症科のキャリアの多様性です。米国での感染症科は想像以上に細分化されており、日本にも存在するGeneral infectious diseases以外にも、Immunocompromised ID, Orthopedic ID, ID/Critical careなどのトレーニングも確立していることは非常に魅力的でした。プライマリーケアから慢性期までのどの段階でも感染症科を必要とする患者が存在することからも診療内容のカバー範囲も広く、さらにはHealth Policyにも携われることから、今後の研修中も自分のニッチを模索していきたいと思います。 また、米国では無保険やホームレスな人は残念ながら多いです。このような患者さんにとって医療へのアクセスが困難な上に、health literacyが低いこともあるため、継続的な医療や必要な医療ですら受けられないことが大きな問題になっています。総合内科であっても、感染症科といった専門科の立場であっても、医学的な側面だけでなく社会的な背景も考慮して医療を行う必要があることはとても難しい反面、そのような要望に応えられる医師になりたいと今回の見学を通して強く思いました。 |
ヒューストン生活の感想 | Houstonは米国南部のグルメの首都と呼ばれるほどいろいろな国の料理やテキサス発祥の料理が集まっており、選択肢は尽きませんでした。また、TMCの近くに博物館、美術館、公園があり、少し離れてはいますがNASAや大きなショッピングモールもあるので観光や買い物も楽しめます。円安が本当に悔やまれます。 公共交通機関に関してはバスや電車があり安いですが、車やUber/Lyftの方が断然便利です。治安が悪い地域の下調べも必須です。 6月上旬でしたが外は日差しが強くとても暑かった一方、館内は冷房がしっかりかかっているので温度調節の対策は必要です。 |
宿泊先 | Texas Medical Centerの近くのホテルに泊まりました。 |
コメント | 3日間と短い期間でしたが、福田先生・松尾先生・兒⼦先⽣を始めとするJMTXの皆様に、このような大変貴重な機会を設けてくださり、心より感謝申し上げます。キャリアについてたくさんご相談させていただき、 似た立場からのアドバイスを頂戴し、ロールモデルと呼べる先生方に出会うこともでき、非常に実りのある見学となりました。 まずは目の前の内科レジデンシーに向けて引き続き努力を続けつつ、また先生方にお会いした際にはさらに成長した姿をお見せできるように精進して参ります。改めまして、このような機会をいただき、誠にありがとうございました。 |