名前 | 得津成次郎 |
所属 | 徳島大学医学部4年 |
訪問期間 | 2025年6月4日~8月11日 |
ヒューストンを訪問した理由・動機 | 徳島大学の留学プログラムの一つで、2か月間研究室に配属されてい研究を行う、UTHealth主催のSummer Reseach Programに参加させていただき、ヒューストンに来ることになりました。応募した理由は、将来はアメリカで勤務することも考えているということもあり、学生のうちにアメリカの文化や研究を通じてその先進性を実際に体験してみたかったからです。また、JMTXという存在は先輩方からうかがっており、ご都合が合えば、ヒューストンで勤務される日本人の先生方のお話をお聞きしたり、病院を見学させていただいたりしたいという事も理由の一つにありました。 |
滞在中に学んだこと | Gastroenterologyの研究室に配属され、細胞培養、Transfection、DNA&RNA Extraction、Lentivirus Packagingなど多くの実験手技に携わらせていただきました。また、週に一度のラボミーティングで2度、プレゼンテーションの機会を設けていただきました。さらにプログラム終了後には自分の携わった研究内容を5分間で、プログラム参加者の前でプレゼンテーションを行う機会もいただき、英語でのプレゼン力を磨く良い機会となりました。自分が話すという事だけでなく、他の同じラボの研究者の方がどういった仮説の下で実験を行っているのか、目下どんな結果を得たいのか等々、そのリアルな空気感に触れながら、アメリカで研究をされる研究者の思考に触れられたことは大きな財産となりました。さらに1度日本人研究者のコミュニティーである「サイエンスを遊ぼうの会」の勉強会とBBQにも参加させていただき、研究者としてのキャリア形成や、その苦労をお聞きすることができ、貴重な機会となりました。さらに、JMTXのオンラインでの勉強会に参加させていただいた後、ご飯に連れて行っていただいたり、福田先生からご紹介いただき、JMTXの先生方ともお会いする機会を設けていただいたりしました。Memorial Hermann Texas Medical Centerで勤務される心臓血管外科医の田中先生、池野先生に帯同させていただき、回診の様子などを見せていただきました。また、同じく心臓血管外科医の原田先生にはご飯に連れていっていただいて、キャリアについてのお話などをしていただきました。また、MD Andersonで勤務される血液内科医の高橋先生にも帯同させていただき、外来を見学させていただきました。アメリカの医療の問題点と利点を実際に目で見て学べたことは、これからの医学の勉強に対する大きなモチベーションとなりました。お時間を割いていただいた先生方に心より感謝いたします。 |
ヒューストン生活の感想 | 実は今回が初めての海外で、正直、行きのフライトはまずヒューストンにつけるかどうかが不安で、特に税関を通過する際にはひやひやしましたが、何とか着くことができました。実際に着いてみると、毎年徳島大学からの留学生をサポートしてくださる日本人の方々に支えられたという事もあり、問題なく快適に暮らせたと思います。多くの方が言及されるように、多様な方が共存しているという事もあり、それぞれの文化に合うサービスを提供していること、異なる文化に寛容であるということが、その理由の一つだと思います。そのため、ご飯が口に合わないなどで困ることはありませんでした。確かに料理がAmericanizeされているという事も感じましたが、すべてそうだというわけはなく、また仮にそうであってもおいしくないという事はありませんでした。公共交通機関については、私は基本的にMetroしか使用していなかったのですが、UTHealth周辺や私の滞在地周辺はそれだけで十分で、特に不自由はありませんでした。しかし、一度ホームレスの方同士が車両内で大きなけんかをしているところに遭遇し、それだけは恐怖を覚えました。それ以外は特に問題はありませんでした。 |
宿泊先 | Airbnbを利用してMetroのWheeler駅から徒歩5分程度のところに宿泊しました。近くの高架下にはホームレスの方が多くいて、Wheelerから宿泊先への帰路にそこを通らないといけなかったので少し怖かったです。 立派な一軒家に6つほどの部屋があり、それぞれの部屋に1~2人住まれている感じでした。そこの住人は留学や研究をしに、住まれている方が多く、優しく教養のある方ばかりだったので、家の中では安心して暮らせました。 |
コメント | 多くの日本人の方々に支えられて、このように貴重な経験ができたことを心より感謝いたします。留学前にやりたかったことを心残りなく、すべて経験することができたと思います。これからも勉学に励み、先生方の後を追えるように、日々精進してまいります。 |