Dr. Eriのウェルネスコラム

2.アメリカ生活で太りやすくなる3つの落とし穴 ~ 駐在員・帯同家族・永住者すべてに起きる“構造変化” ~

こんにちは。ヒューストン在住の医師・トータルウェルネスアドバイザーのEriです。

「アメリカに来てから体重が増えた」

これは駐在員ご本人からも、帯同家族の方からも、永住者の方からも、よく聞く言葉です。

実はこれ、意志の問題ではありません。

生活構造そのものが、体重を増やしやすい設計になっているのです。

今日は、アメリカ生活で誰にでも起こり得る3つの落とし穴をお伝えします。

① ポーションサイズと“会食文化”の罠

アメリカの外食は、日本より明らかに量が多く、脂質・糖質も高めです。

そこに加わるのが、

・断りづらいビジネスディナー

・週に何度もある飲酒の機会

・食べ物を「残さない」空気

特に駐在員の方は、仕事上の会食が避けられないことも多いでしょう。

一方、家族側も

「子どもの分を少し残すのがもったいない」

と無意識に食べてしまう。

こうして家族全体の摂取量が底上げされていきます。

▶ ポイント

最初から半分を持ち帰る

アルコールは“回数”より“量”を調整する

「全部食べない」を普通にするだけで、大きく変わります。

② 車社会が奪う“日常活動量”

ヒューストンのような都市では、歩く機会が激減します。

日本で自然に行っていた

・駅までの徒歩

・通勤の移動

・階段の上り下り

これらが消えることで、

1日100〜300kcalの消費差が生まれることも。

これは小さな差に見えて、

1年で体脂肪数キロ分になる可能性があります。

永住者の方にとっては、

この“わずかな消費不足”が何年も積み重なることが問題です。

▶ ポイント

運動習慣より前に、

「歩く生活」を取り戻す

駐車場は遠くに停める

朝10分だけ外に出る

小さな行動が代謝を守ります。

③ 見えないストレスとホルモン変化

海外生活は、楽しいだけではありません。

・言語の壁

・医療や保険の不安

・仕事の重責

・家族を守るプレッシャー

・孤独感

これらは慢性的なストレスとなり、

コルチゾールというホルモンを上昇させます。

コルチゾールは、

・内臓脂肪を蓄えやすくする

・甘いものを欲しやすくする

・睡眠を浅くする

という作用があります。

つまり、

太りやすい体質が“ホルモンレベルで作られる”のです。

特に40代以降は、

男性はテストステロン低下、

女性は更年期変化も重なり、

体重が落ちにくくなります。

これは自然な生理現象です。

▶ ポイント

ストレス対策は「気合」ではなく「構造改善」。

睡眠確保、短時間運動、人との会話。

これがホルモンを整えます。

太るのは、あなたの弱さではない

環境が変われば、体は適応します。

問題は、

気づかないまま数年が過ぎること。

駐在は数年で終わるかもしれません。

でも体は、その先も一生使い続けます。

永住者の方であればなおさら、

今の生活習慣は“未来の健康資産”になります。

今日からできる、小さな一歩

・外食は半分持ち帰る

・1日10分歩く

・アルコールを1杯減らす

・睡眠を30分早く取る

完璧を目指す必要はありません。

構造を1つ変えるだけで、体は確実に変わります。

海外生活という特別な環境の中で、

ご自身とご家族の健康を守る視点を、

ぜひ今日から持ってみてください。

あなたの体は、あなたの味方です。

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