Dr. Eriのウェルネスコラム
3.休んでいるのに疲れが取れない理由~医師が教える「回復できていない状態」の正体~
「しっかり寝ているのに、疲れが抜けない」
「週末に休んだはずなのに、月曜日がつらい」
そんな状態が続いていませんか?
実はそれ、「疲れている」のではなく
“回復の仕方がずれている状態”かもしれません。
医師として、そしてトータルウェルネスアドバイザーとして多くの方を見てきて、
「休んでも疲れが取れない人」には、いくつかの共通点があります。

①「休む=何もしない」になっている
一見、正しいようで落とし穴です。
たとえば
・ずっとスマホを見ている
・Netflixを見続ける
・ダラダラ横になっている
これらは「休んでいるようで、実は回復していない行動」です。
特に海外生活では、無意識のストレス(言語・文化・孤独感)で脳が常に緊張しています。
⇒本当に必要なのは“回復する休み方”=アクティブレスト
・軽い運動
・自然に触れる
・深呼吸やストレッチ
こうした「ゆるやかな刺激」が、自律神経を整えて回復を促します。
② 生活リズムがバラバラ
「平日は頑張って、週末に寝だめ」
これ、やりがちですよね。
でも、これはソーシャル・ジェットラグと呼ばれ、体内時計を崩して疲れを増幅させる原因となります。
特に
・起床時間が日によって大きく違う
・夜更かし→朝寝坊の繰り返し
こうなると、どれだけ寝ても“質のいい回復”ができません。
⇒ポイントは「起きる時間を揃える」こと
これだけで、疲れの抜け方が変わります。
③ 「動いていないのに疲れている」
「疲れてるから運動できない」そう思っていませんか?
実は逆です。動かないほど、体は“回復しにくくなる”のです。
筋肉は“エネルギーを生み出す臓器”でもあります。
動かないと、血流が悪くなり、回復力も低下します。
⇒忙しい人ほどこれだけでOK
・1日10分のウォーキング
・軽いスクワット
・階段を使う
「やる気がある日だけ」ではなく“習慣として少し動く”ことが鍵です。
④ 食事が“回復モード”になっていない
疲れているときほど
・甘いもの
・ジャンクフード
・アルコール
に頼りがちです。
でもこれらは、回復を遅らせる食べ方です。
⇒回復に必要なのは
・たんぱく質(筋肉・ホルモンの材料)
・鉄分(細胞でエネルギーを作るために必要)
・ビタミン(代謝を回す)
つまり、“ちゃんと食べること”も回復の一部なのです。
⑤ 心がずっとオンのまま
これは、海外在住の方にとても多いです。
・気を張って生活している
・常に「ちゃんとしなきゃ」と思っている
・誰にも弱音を吐けない
こういう状態は、「気づかないうちにずっと緊張している状態」です。
⇒必要なのは「オフの時間をつくること」
・何もしない時間を“意図的に”つくる
・人と話す
・自分をゆるめる習慣を持つ
まとめ
休んでも疲れが取れない人は、「休み方」が間違っていることが多いです。
✔ ただ止まるだけでは回復しない
✔ 少し動くことで整う
✔ 生活・食事・心のバランスが大事
最後にひとつ。
「休んでいるのに疲れる」状態には、必ず理由があります。
そして、あなたの体が“頑張りすぎているサイン”でもあります。
一人で整えるのが難しいときは、必要に応じて、専門的な視点を取り入れることも大切です。
忙しい毎日の中でも、少しだけ“回復する習慣”を取り入れてみてください。
それだけで、体も心も、「ちゃんと回復できる状態」に戻っていきますよ。
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